100万回「可愛くなる方法」を調べた私
「可愛くなる方法 顔」
「可愛くなる方法 メイク無し」
「可愛くなるには 大人」
言葉を少しづつ変えながら検索してる人、お仲間ですね。
こんにちは~!!!
本当に数えて100万回調べた訳では無いが、私の体感としては「100万回生きた猫」並に何度も何度も検索し直している。
本当は検索した所で何も自分の顔は変わらないのだ。
検索してもトップには見た事のあるサイトしか出てこないし、寧ろ一瞬暗くなるスマホに映る自分の顔に絶望して死んでいくだけだ。
待て、ということは私は「100万回死んだ猫」も同然……?
因みに私は卒業アルバムを開くことを勝手に自傷行為と呼んでいる。
そんな私がブスから人間になれた最低限の方法を、優先順位をつけてここに書きたいと思う。
可愛くなるためのスタートライン
①痩せる
兎にも角にもまずはここからだ。
太っていてももちろん可愛い人は可愛いし必要なければダイエットなんてするものでもないが、私はお腹に肉がのっていてかわいい服が着れない自分が嫌いだったので痩せた。
10キロくらい痩せた。
②髪をととのえる
優先順位は服ではなく髪の毛だ。
服にお金をかけられなくても大丈夫。
というか、お金があっても服にそのお金をなかなか割く度胸が私にはない。
「こんなブスが着たところで……」となってしまう。
しかし、こんな自己肯定感ゼロのブスでも、GUなら手が出せるので非常に助かっている。
話が少し逸れたが、服よりもまずは髪だ。見られる顔面に一番近い髪の毛を何とかするべきだ。
トリートメントをきっちりする、ドライヤーですぐに乾かしてツヤツヤの状態を保つ。
基本的なことで髪の毛は割とすぐに解決する。
後は如何に習慣づけられるかが鍵となる。
③肌を清潔に保つ
油田レベルの脂性肌の私はこれがなかなか厄介だった。
食生活から気を遣い、生活リズムを整えながらストレスのない生活を心がけた。
この3つでまずは最低限の“清潔感”を保つことが出来る。
そしたら垢抜けだ。
垢抜けるというのは流行りに乗ることでは無い。
自分に似合うスタイルを見つけ出すことだ。
その話はいつか出来ればいいと思っているが…
そんなこんなで、私はいつしかそれなりに告白されたりされたり褒められたりすることが増えた。
なのに、私は未だに自分の顔を好きになれない。
理想の顔面には程遠く、可愛くなれないなら生きてる意味なんてないなとすら思っている。
色々な角度から自撮りをしては顔面の特徴を把握し、黄金比を自分の顔面の写真と重ねて足りない部分を把握した。
メイクも色の組み合わせ方も勉強し続けている。
それでもやっぱり可愛くなれない。
だってベースから違うんだもん。
生まれ変わりたい。
でも、生まれ変わったら私じゃなくなってしまう。
私は私にしかなることが出来ないし、一生不満を抱えて生きていくのは辛すぎる。
……なんでこんなに可愛くなろうとしてるんだろう。
私はこの浮き沈みを幾度となく繰り返している。
そこで、「自分をブスだと思っている人」が「可愛くなるには」の最終的なゴールは何かを考えた。
「可愛くなるには」のゴール
「可愛い」の言葉は自称、他称どちらもできるものだけど、自分で可愛いと思えなきゃ結局満たされないと私は思う。
しかし、
ブスのくせに○○
自分の顔面分かってる?
こういう言葉を真に受けて「私はブスなんだな……」と思うのはただただ自信を喪失するだけだ。
そうして自信を喪失した私が行き着いた先が
「元がそもそも粗悪だから努力したところでなんも変わらんやんけ」
だった。
こうなると性格すらねじ曲がる。
大切なのは、「周りから見て可愛い」ことじゃない。
感じ方も人それぞれなのだから、そんな世界はやって来ない。
可愛くなる努力は「自分で自分のことを好きになるための手段」だ。
その為に可愛い服を着たいし、リップも選びたいし肌も万全に整えたい。
他者評価の「可愛い」を脱して、自分のベストを尽くして生きること。
それが、自分が自分を「可愛い」と思えるための健全な努力の仕方だ。
今日も自分の可愛いを探していこう。