【ガクチカが書けない就活生へ】大学3年で就活何もしていなくても最短突破!
私の会社を大学時代の後輩が受けるらしいので、就活について今月はぼちぼち書いていきたいと思います。
・学生時代に頑張ったことなんかないよって方
・書けるような成功体験とかしてきてないよって方
・みんなと同じような文章になってしまう・・!って方
当てはまる人は読んでみてね。
ななめです。
今回は”ガクチカ(学生時代に頑張ったこと・力を入れたこと)”について。
隙間時間に行った面接や書類選考は無敗、大学で論文最優秀賞をぶん取ってきた私が、今回は就活に割く時間を最短にして突破できるよう、ガクチカロードマップを紹介したいと思います。
ちなみにコロナ直撃した21新卒です。
例文とかないの?
参考にできるものないの??
と思う方もいるかもしれません。
ですが、皆さんはこれから就活で様々な企業に顔を出しに行くわけで、誰にでも当てはまるような言葉をここに載せるのは難しいなと感じました。
例文だけならネットにごろごろ落ちています。
ですが、
自分から出た言葉じゃなければガクチカが上手く書けても、面接で話すことと整合性が取れなくなってTHE・ENDです。
ガクチカは自分をアピールできる大きなトピックなので、確実に自分の言葉で書いた方が良いです。
先ほど「最短突破!」といいましたが、近道ではありません!!
着実に一歩ずつ前に進んで出戻りが起きない状態のことを最短突破と呼んでいます。
就活中に
・私って何がしたいんだっけ・・・?
・本当にこんなこと話してていいんだっけ・・・?
と、途方もない気持ちにならないように、最強のガクチカロードマップを今から紹介しますね。
1 自分が充実した体験を振り返る
書けない!と思っている方は、ここのSTEP1で躓いている可能性が高いので、書く前に自己理解を行いましょう。
ここに一番時間を書けた方が、圧倒的に今後人生が楽になります。
自己分析で非常に役に立った書籍があるので紹介します↓
巻末にコードがあり、HPに入力して診断に答えていくことで、自分自身の強みとなる部分を教えてくれます。
また、その診断結果で出た強みをどう活かしていくか、どう行動するべきかまで教えてくれます。
非常に信用できる内容ですし、就活以外にも使うことができるので、ストレングスファインダーは、今のうちに絶対にやっておいた方が良いです。
本の価格以上の価値があります。
この本で受けた診断は今でも役に立っていて、特に就活中は手帳に書いていつでもみれるようにしていました。
他にも紹介したい本がいくつかあるのですが、それはまた別記事で書きたいと思います。
とにもかくにも、就活における最大の肝は、
自分の強みや頑張ってきたこと・軸にしていることを、
受けたい会社の理念と一致させていることが大切です。
「強みや頑張ってきたことなんて見つからない」という方は、
自分自身が何に充実感を持っていたのかを振り返ります。
筋トレをしている時とか、誰かとくだらないことでふざけて遊んでいる時とか、
なんでも良いんです。
とにかく、一つでも思い浮かべばOKです。
大事なのは、そこから言える自分の性質を理解すること。
筋トレが好き=ジムのトレーナーになろう!じゃNGってことですね。
筋トレが好き
↓
自分で立てた目標に向かって突き進むのが好き
↓
個人裁量で働けて挑戦できる職場環境が合っているのかも?
こんな感じで、自分の体験を性質として一般化して、
少しずつやりたいことを探していきましょう。
私が参考にしていたのは以下の本です。
購入された方は、実際にメモを取りながら読み進めていくことをお勧めします。
また、悩みが堂々巡りしてしまい、なかなか自己分析が捗らないという方は、一度自分の思考回路を整理する必要があります。
以下の本で書かれている方法を社会人になった今でも実践していますが、日々継続していくと悩みが意外とシンプルなものに収束していくことが分かり、自身の情報処理速度が格段に上がります。
とにかくアレンジせずにこの方法で行った方が良い!!!とのメッセージが強いので、実践してみたい!と思った方は、これを読んで忠実に行っていきましょう。
2 採用側の狙いを知る
・自分の経験や体験を振り返る
・自分自身がどういった人間なのかを知る
をSTEP1で大枠できたら、次に採用側の狙いを理解していきましょう。
勝つためにはまず敵(?)を知るところから。
ガクチカ=「学生時代に頑張ったこと」をなぜ聞きたいのか?
理由としては大きく2つに尽きると思います。
一つ目は、
・体験や経験を通して、私たちの価値観や考え方、スタンスを理解する
→自分の会社の理念に合っているのかを判断する
二つ目は、
・頑張った過程を通して、その努力や行動が十分に成果として表れているのか、妥当性を探る
→入社後の私たちが成長率、伸び率があるかを推測する
だと思います。
つまり、どれだけ素晴らしい経験や体験をしていても、プロセスと成果の妥当性が明確に描かれていなければ意味はありません。
加えて、採用側に自分がどれだけ会社との相性が良いかを伝えていく必要があります。
つまり、次にやるべきことは企業理解。
ここで、
「もしかしたら合わないかも…」
「自分が理想とする働き方ではないのかも…」
と思ったら、いくらやりたい事ができる会社であっても一度踏みとどまる必要があります。
理念や働き方は、職場で求められる人物像や職場環境(雰囲気や文化)に直結するものなので、会社の目指す先と自分の軸にズレを感じるなら働き続けることは困難。
自分の価値について悩む期間が入社後も続くことになります。
とはいえ、入社してから実態がわかることも往々にしてあるので、なんともいえないんですけどね…
今の時代だからこそ言えることだと思うのですが、スタンスとしてはこの新卒のタイミングで、大枠を固めて社会に一度出航し、都度帆の角度を変えていきながら進むことが一番大切だと思います。
3 文章作りの鉄則
ここまでできて初めて、ガクチカがスムーズに書けるようになります。
何故ガクチカの書き方で自己理解のあれこれを書いたのかというと、外観とゴールが把握できていない状態で文章を書くことは、軸のずれ=主張のずれに繋がるから。
正直な話、滑り止めとしてとりあえず臨む会社のガクチカであっても、自分の軸が分かっていればそれなりの文章がかけてしまいます。
自分の軸や主張と共通する部分を探していく作業をしていくだけになるからです。(そのようにして書いた会社に入りたいかどうかはまた別の話なのですが、、、難しいですよね)
では、文章の作り方に入りましょう。
分かりやすい文章と分かりにくい文章には確実に違いがあるので、文章の作り方はテンプレートを押さえておくだけで書き上げることができます。
まずは鉄則として、必ずPREP法で文章を書いていくことが大切です。
PREP法とは、
「Point(結論)」
↓
「Reason(理由)」
↓
「Example(実例や具体例)
↓
「Point(結論)」
の構成のことで、論理的に文章を作成することが可能です。
ガクチカに当てはめるなら、
頑張ったことは部活動(結論)
↓
なぜなら〇〇だから(理由)
↓
頑張ったと感じるエピソード(例)
↓
だから私は部活動に最も力を入れた(結論)
みたいな構成になります。
この構成は絶対に守りましょう。
その上で、STEP2でお伝えしたことを振り返りましょう。
大切なのは、プロセスと成果の妥当性が描かれていること。
よって、最も膨らませるべき部分は、PLEPのEと最後のPの部分。
まずは以下の順序で書いていくことをお勧めします。
4 ガクチカの基本的な書き方
(1)結論:学生時代に頑張ったことは何かを書く。
部活動!サークル!だけでなはく、サークルでどんな活動を行なったのか、アルバイトのどんなシーンだったのかを書きます
↓
(2)理由、動機となる部分をざっくりと説明する。
背景を話すなら一言二言でOK、その上で、自分がどういった心境だったのかを言えるともっと良いです。
(サークルの参加率が低くて、部長として責任を感じたから、など簡単に)
↓
(3)before → 起こした行動 → after を書く。
STEP2でも紹介したように、大切なのはプロセス。
つまり、afterの状態まで伸ばした要素(行動)を密に書いていきます。
考え方は通販番組と同じです。
こ〜んなに酷い汚れも、簡単にピッカピカ!!何故なら!これ一つでお掃除できたから!!(新商品の洗剤)
みたいなことですね。
before → afterを先に話すことで、その間のプロセスが気になるのは人間の心理です。
過程は最も濃く書いていきましょう。
書きやすい枕詞があるので紹介しておきます。
【before】
・当時は、〜〜で、〜〜と言った状態だった。
・〜〜という点に問題意識を抱えていたものの、〜〜ではそれが実現されていない状態にあった(←先に自分が目指したい像やゴールが語れるので、結構便利です)
【起こした行動】
・現状を解決すべく、まずは〜〜を行いました。(ここで、beforeパートで書けなかった自身の狙いや、行動した先に描いているビジョンを織り混ぜていくと更にGOOD)
※話す順序を決めてから書きましょう!!
※起こした行動全てを書く必要は全くありません。自分の軸や価値観にそぐわないものや、偶発的に起こった事象なんかはどんどん削ぎ落としてシンプルにしていくことも重要です。
【after】
・その結果、〜〜のように〜〜が動き、〜〜のような状態になりました。
→成果として表れた場合は事実をシンプルに伝えた方がインパクトがあります。
・影響力は薄かったものの、継続していったことで「〜〜」と言った声を聞くことができました。
→あまり成果として妥当性がなかった場合であっても、嘘をつく必要は全くないです。
こういった場合は下線のような、他者からの評価を織り混ぜていくことで、自分からの視点だけで話していた主張に、より説得を持たせてカバーします。
「私って優しいんだよね。〜〜や〜〜もしてきたことがある」より、「私って周りからよく優しいって言われるんだよね。」と一言言われた方が、信憑性が上がるのと同じ原理ですね。
↓
(4)この体験を通してどんな価値観に気が付いたのかを書く
頑張ったことに対して得た気付きは、自分がSTEP1で分析した自分の性質や特性につなげられるような切り口で書いていきましょう。
切り口としてはいくつかありますが、
・自分が今までに持っていなかった価値観で、非常に考えさせられた
・自分が大切にしていた考え方が波及したことで、より一層この特性・性質を活かしていきたいと感じた
あたりの方向性が無難かなと思います。
↓
(5)この学びを社会でどう役に立てたいのかを書く。
人生の大目標、みたいなところです。
就活や会社と全く関係ない部分なので自由に書きます。
「こんな社会であって欲しい」とか、願い的な部分になります。
そんな大層なもの持ってないが?という方も、こんな暮らしや選択肢が当たり前に認知されるようになって欲しいとか、些細な願いや不満を普遍的に書いていきましょう。
↓
(6)この経験と自分の性質、そしてこれから目指すビジョンに向かうために、この会社でどんなことをしていきたいかを書く。
ここが会社の理念との合致ポイントになります。
タイトルで気が付いた方もいると思いますが、決して内定することがゴールではないんですよね。
特に多様なキャリアを築くことができる今だからこそ、会社は自分の叶えたいビジョンに近づくための手段という位置づけでなければならないと思いますし、そうしたビジョンを持つ就活生の方が、より能動的な人物像として輝いて映ります。
叶えたいビジョンなんてないし、人生を仕事に乗せたくないという方であっても、「こんな状態でいたい」「こうした世界でありたい」みたいな願いはあると思います。
その叶える手段が地域貢献であってもいいし、自分が自由に生きることでもいいんです。
大事なのは、会社はあくまで人生の手段であること。
その上で共通点や自分に足りない部分を探し、共に課題解決をしたいのか、成長したいのかを話すことが重要です。
5 まとめ
ガクチカかけないよって方、沢山いると思います。
特にコロナの影響で何も活動ができなかったと嘆く人もいるご時世で、更に自分の強みや体験を書いていくことが困難になっています。
でも、大事なのは希少性の高い体験や漫画のような出来事があったかどうかではないんです。
そこで自分が何を考えたか、どんな気づきがあったか。
その上で自分はどうしていきたいのかを語れることで、自分自身を短時間で相手に伝えやすくなります。
今回お伝えしたのは、そのための方法の一つに過ぎませんが、誰かの参考になったら嬉しいなと思います。